・Adobe Stockはどんな特徴があるの?
・各社と比べて料金体系はどうなの?
今回は上記のような悩み・疑問を抱えている方に向けて、Adobe Stockの魅力や料金体系、使用するときの注意点について解説します。
Adobe Stockとは?
Adobe StockとはAdobeが提供するストックサービスです。写真やイラスト、ベクター、ビデオなど2億点以上のロイヤリティフリーの素材が揃っています。
季節にあわせた写真やイラストなど、無料のフリー素材サイトでは見られないクオリティの高い作品ばかり集まっているが特徴。PhotoshopやIllustratorなどAdobeソフトを利用したクリエイティブな作品づくりに役立ちます。
商用利用するならAdobe Stockが便利
商用利用とは、何らかの素材やコンテンツを用いた作品によって金銭的な対価を受け取る行為を指します。
インターネット上にはさまざまな写真・イラストサイトが公開されていますが、なかには商用利用を禁止しているサイトも多くあります。
商用利用を禁止しているサイトにも関わらずダウンロードした素材を使って収益化をすると、著作権法に抵触するので絶対にやめましょう。
「写真・イラストサイトの素材を使って収益化したい」という方は、商用利用可能な有料サイトを選びましょう。なかでもおすすめなのが今回ご紹介するAdobe Stockです。
【有料サイト(Adobe Stock)と無料サイトの違い】
メリット | デメリット | |
Adobe Stock | ・素材のクオリティが高い
・写真やイラスト、動画など素材の種類が豊富 ・素材に編集を加えられる ・Adobeソフトと連携できる |
・お金がかかる |
無料素材サイト | ・無料で素材をダウンロードできる | ・素材の種類が少ない
・ダウンロード回数の制限がある ・好みの素材が見つからないことがある |
このように無料サイトよりも有料サイト(Adobe Stock)の方がメリットがあるとわかります。
無料素材サイトは「自分がイメージしている素材を見つけるまでに時間がかかる」というデメリットも挙げられます。
しかしAdobe Stockは写真やイラスト、動画などの素材の種類が豊富なので自分好みの素材を見つけやすく作業効率も格段にアップします。
Adobe Stockの魅力的な4つのメリット
【Adobe Stockの魅力的なポイント】
- 商用利用ができる
- 無料素材を提供している
- Adobe CCとの相性が良い
- ユーザーにあわせた料金プランを展開している
Adobe Stockは素材の数が多いだけではなく、使いやすさや料金体系が優れているのも魅力的なポイントです。
商用利用ができる
Adobe Stockは商用利用が可能です。ロゴやポスター、ブログに挿入する画像やイラストにも使用できます。
写真・イラストサイトのなかには「一部の素材のみ商用利用可能」という素材もあります。せっかく時間をかけて探した素材が商用利用不可だった場合、今までの時間が無駄になってしまいます。
一方でAdobe Stockは、サイト内に掲載されている素材はすべて商用利用できるためわざわざ権利を確認する必要がありません。
無料素材を提供している
またAdobe Stockは2020年の10月から約7万点以上の商材が無料で使えるようになりました。

Adobe CCとの相性が良い
通常のストックフォトサービスとの違いは、Adobe CCとの相性が良いことです。
Adobe Stockから写真やイラストを検索するのはもちろんのこと、PhotoshopやIllustratorから使いたい素材を探すことができます。
素材を探すために新しいブラウザを開く必要がなく、作業効率も格段にアップします。
Adobe CCとAdobe Stockの連携機能を使うためには、あらかじめAdobe CCにログインして「マイライブラリー」を有効にしておきましょう。
「マイライブラリー」とはAdobeソフトの共有フォルダです。
マイライブラリーに画像を保存しておけば、PhotoshopでもIllustratorでも同じ画像をすぐに使用できるようになります。
すでにAdobe CCを利用しているユーザーなら、通常のストックフォトサービスではなくAdobe Stockがおすすめです。
ユーザーにあわせた料金プランを展開している
Adobe Stockは「年間プラン(月払い)」と「月々プラン」の2種類があります。
【年間プラン(月払い)】
アセット数/月 | 価格(税込) |
10点 | 3,828円 |
40点 | 10,428円 |
350点 | 24,178円 |
750点 | 27,478円 |
【月々プラン】
アセット数/月 | 価格(税込) |
3点 | 3,828円 |
40点 | 13,068円 |
350点 | 27,478円 |
750点 | 32,978円 |
※2021年6月時点の価格
このように「年間プラン(月払い)」と「月々プラン」は、ダウンロードできる素材の数によって金額が異なります。
年間を通して写真・イラスト素材を使いたいなら「年間プラン(月払い)」がお得。短期間かつ数十枚程度の素材を求めているなら「月々プラン」がおすすめです。
Adobe Stockの2つのデメリット
Adobe Stockは非常に便利な半面、有料プランが割高なことや、日本人を使った素材が少ないなどのデメリットもあります。
- Adobe Stockは有料プランが割高
- Adobe Stockは日本人の素材が少ない
Adobe Stockは有料プランが割高
Adobe Stockの有料プランは、一般的な素材提供サイトよりも月額料金が割高になります。



Adobe Stockは日本人の素材が少ない
Adobe Stockは世界中から、素材が提供されています。



Adobe Stockの2つの注意点
【Adobe Stockの注意点】
・サブスクリプション(月額制)なので契約は自動更新
・サブスクリプションを解約するとライセンスの権利を失う
Adobe Stockを利用する前に上記のポイントを確認しておきましょう。
サブスクリプション(月額制)なので契約は自動更新
Adobe Stockでサブスクリプション(月額制)を選ぶと契約は自動更新になるので、翌年の更新を悩んでいる方は更新月に手続きをしましょう。
「サブスクリプショの更新を忘れてしまう」という方は、必要な分だけ購入するクレジットパックがおすすめ。アセット数の縛りがなく素材を追加購入できます。
解約するとライセンス権利を失う
通常、Adobe Stockのサブスクリプション(年間プラン)は、最長12ヶ月まで繰り越しを利用できます。
未使用のライセンスは翌月以降も使用できるので、無駄なく写真・イラストなどの素材を使用できるのが魅力です。
しかしAdobe Stockのサブスクリプションを解約すると、サイトにアクセスできなくなるだけではなく未使用ライセンスの権利も失います。
もし解約を検討しているなら、ライセンスを使い切るのがおすすめです。
Adobe Stockは30日間の無料体験期間を実施中
Adobe Stockは30日間の無料体験を実施しています。
【30日間無料体験プランの内容】
・通常アセット10点/月
・初月無料
・体験版が終了する前に解約すれば解約料不要
・体験版終了後は年間プラン3,828円/月が適用される
・未使用ライセンスは最大120点まで繰り越し可能
最大の魅力は、通常アセット10点/月を無料で利用できることです。
さらに体験版終了前に解約すれば、サブスクリプションに移行することなくAdobe Stockを使うことができます。
・Adobe Stockを試しに使ってみたい
・「年間プラン(月払い)」と「月々プラン」どちらにしようか迷っている
まさに上記のような方にぴったりのサービスです。
\ まずは無料体験版から /
Adobe Stockの代わりの無料素材サイト
Adobe Stock以外にも、代わりになる無料素材サイトを3つご紹介致します。
- O-DAN
- PAKUTASO
- 写真AC
O-DAN
O-DAN(オーダン)は無料で商用利用が可能な、写真素材サイトです。
会員登録は不要で、サイトにアクセスして検索するだけです。O-DANは海外の素材サイトですが、日本語対応されていて、日本語での検索が可能になっています。
PAKUTASO
PAKUTASO(ぱくたそ)も商材利用が可能な、写真素材サイトです。
配布されている写真素材は、全て無料でダウンロードができ、人物写真はプロのモデルさんを起用した写真もあります。それらも無料でダウンロードできるのは大きなメリットと言えるでしょう。
写真AC
写真ACも、人気の写真素材サイトになっています。



まとめ
今回はAdobe Stockの魅力と料金体系、使用するときの注意点について解説しました。
【おさらい】
・Adobe Stockは商用利用可能
・2億点以上のロイヤリティフリーの素材がある
・PhotoshopやIllustratorなどAdobeソフトとの相性抜群
・ユーザーにあわせた料金プランを提供している
・30日間無料体験を実施している(10点/月のアセットが無料)
Adobe Stockはイラストや画像加工などのクリエイターにおすすめのサイトだとわかりました。
Adobeソフトとの連携も優れているので、今までよりも作業効率が格段にアップするはずです。
ぜひ本記事の内容を参考にAdobe Stockを利用してみてください。